インドネシア人がよく食べる軽食はナシゴレン(焼き飯)、ミーゴレン(焼きそば)、そしてバックソー(肉団子入りスープ)だと思います。

これらはお店の他に屋台もあって、あまり待たされずに直ぐ出てきて、価格も安いですので、小腹が空いた時にちょうどいいです。中でも私は、バックソーが大好きですので、こちらについて書きたいと思います。

バックソーの肉団子の材料は鶏肉か牛肉で、お店によって違ったり、好きな方を選べたりします。バックソーのスープには、ラーメンや春雨、揚げた豆腐、揚げたワンタン、野菜を刻んだものなどが入っています。バックソーを出す屋台や食堂には、ケチャップマニスという黒大豆と砂糖で作られた甘いお醤油、真っ赤な色をしたトマトソース、そしてサンバル(辛いチリソース)が用意されていますので、それをスープに入れて、それぞれ好みの味付けにして食べます。

私はしょっちゅうバックソーを食べていますが、最近食べたお店から、いくつかご紹介します。


1.Bakso & Mie Ayam Solo "PAK KAIRUN"
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プリアタン王宮前にある有名なお店です。ウブドの外から来た人や観光客も食べに来て、いつも繁盛しています。ウブド以外のバリ人に家の場所を訊かれて、「プリアタン王宮の近く」と答えましたら、「ああ、有名なバックソー屋のあるところね」と言われることもあるぐらい、バリ島でも有名なバックソー屋さん、みたいです。

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テイクアウトしてきて、家のお椀に入れました。個人的には、昔の方が肉団子のサイズがもうちょっと大きくて、歯ごたえがあって美味しかったと、少々残念に思っていますが、自宅から近いのですので、やはり一番よく食べます。


2.BAKSO OJOLALI "Cak Dikin"
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タマンアユン寺院へ行く途中にあるお店です。

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ここは肉団子のサイズがとても大きいのが特徴で、鶏肉と牛肉が選べます。大きいバックソーはお肉以外のつなぎの粉が多すぎてグニャグニャしているお店もありますが、ここのは歯ごたえがしっかりしていて美味しかったです。一緒にスープに入れてくれるパンシット(揚げたワンタン)も美味しいです。追加料金で多めに入れてもらうこともできます。


3.BUKA BAJU
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デンパサールの大通り添いにあります。Buka Baju は「服を脱ぐ」という意味です。ドキッとさせられる店名ですね。

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人気メニューはチーズ入りのバックソーです。初めて見ました。スープの他に、串焼き(Bakso Bakar)もあります。バックソーの串焼きというのも、初めて見ました。お店のお奨めも、私のお奨めも、この串焼きです。珍しいだけでなく、美味しかったです。串焼きバックソーのソースが辛くて、ビールが飲みたくなりますが、お店にはビールが置かれていないのが残念です。ミーアヤムの鶏そぼろは、日本のお味噌のような風変わりな味付けで、私はちょっと苦手な味でした。

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店内のインテリアだけ見ましたら、とてもバックソー屋には見えません。まるで観光地のカフェみたいですが、ここは観光地ではありませんので、食事に訪れるのもインドネシア人ばかりです。

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棚の飾りも、普通のバリ人のセンスとはちょっと違うと思いました。

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妻がこの写真をFacebookに載せましたら、同じグラスが日本の「シモキタ」でも使われているというコメントがあり、「シモキタで使われているグラスが、バリのバックソー屋でも使用される時代になったのか・・・」と感心していました。中身はエステとエスジュルックで、インドネシアのごく普通のドリンクです。

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メニュー表もバックソー屋さんっぽくないデザインです。価格は000を付けます。16と書いてありましたら、それは、Rp.16.000 という意味です。

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ドリンク・メニューです。

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バックソーの具は8種類あって、選べます。お奨めはチーズ入りバックソー(Bakso Keju)です。


こんな感じです。家族と海に遊びに行った時などには、屋台のバックソーもよく食べます。



by Kadek Sujana(アシスタント:Ayako)